あくまで只の私見です。
良くTV/ラジオ中継で聞く解説者の解説。
解説者に求められるのは予想屋ではなく、試合中に起こった事に対する説得力ある解説。目の前で起こった事プラスアルファを如何に自身の経験と現場での下調べにより、視聴者に分かりやすく伝えることができるか。
個人的な好き嫌いも多分に含みつつ、以下に主な解説者に対して私が感じてきた印象を記しておきます。(気が変わったら後に加筆修正するやもしれません)
※以下好意的なものから順になっています。下に行くほど批判的なので注意。
霜柳
無口で無粋な現役時代のイメージとは異なり、軽快かつ的確。特に投手の投球における一挙手一投足、打者の反応等は見逃さずに伝えてくれる。監督、ヘッドコーチと同年代仲良しなこともあり、裏話や彼等のリアルタイムな心境などもホットに交えての解説は正に旬。今最も解説に呼んで欲しい解説者。
丘田
前々々監督。
最も聞いてて楽しい解説。敵味方選手首脳関係なく思った事を取り敢えず口に出してくれる。厳しい意見も多いが、ただの愚痴ではなく愛情を持って言ってくれるので気持ち良い。この人は言いたいことを言う、やりたい事をやるんだというのがこれでもかと伝わってくるので、もう二度と監督なんてしてくれずに、このまま解説で好き勝手喋り続けて頂きたい。
山羊
前々々神様。
2軍コーチを経て、それ以前に比べて解説にキレが増した。今季1軍に呼ばれた/活躍している若手野手はニアリーイコール山羊チルドレンであり、接して指導してきた経験からの確たる裏付け解説は説得力十分でほぼ的確。わりと断言口調も多くなった反面、分からない事は分からないという勇気まで持ち合わせており、投手OBの党山あたりとセットだと聞く方としては万全。
絵夏
21球の人。
元祖オレ流そのままの解説。実績からくる説得力が半端ではない。話終わりは必ず 「〜〜ですよね、えぇぇ。」と自己完結納得促進型?の斬新な語尾。選手だけに限らず、首脳陣にまで注文を出す事も多く、年下ならば監督まで君付けで呼んで しまう。批判的な意見もするが、裏には必ず愛情があるのが感じられるので、聞いてて不快感はない。いつまで経っても東◯テレビ実況とは話が噛み合わないのが気がかり。
服本豊
元世界の盗塁王。
実況に振られての相槌が「そうやね。」「ですね。」「やね。」「ね。」と段々簡略化されている。やたらヘッスラを嫌うのはお約束。 良い加減なオヤジ解説多めだが、急に確信を突いた指摘をしたりで油断ならない。タイガース愛に溢れ、時に優しく時に厳しい。感情移入し過ぎてか、若手実況にキレるのだけは控えて欲しい。聞いてて気分良くないので。
他尾
初代楽天監督。
阪神OBということを誰も覚えてないことを利用してか否かは別にして、真っ先に批判的な立場を取ることも多い。采配批判も平気でする。ただし、それらは殆んど根拠のあるものであり、あくまで個人的な考えであることを前置きした上での解説なので、不快感はない。むしろ定評のある素人にも分りやすい打撃技術論は聞いてるだけで楽しい。喋ってるうちにヒートアップしてか喋りすぎて、ややお節介おじさんになりがちなのはご愛嬌。
咳本
前神様。
解説新人で若くて仕方ないのもあるが、かなり遠慮がち。自身の現役時代と重ね合わせて「この場面ではこのコースこのボールを待つ」「ここは捨ててこっちにきたらカット」など、実況の振りにもよるが”らしい”解説も増えてきた。これからに期待。
比山
前々神様。
至って普通の、当たり前の聞き飽きた内容しか話さない。ある意味N◯K向きかもしれない。喋りも上手そうに見えてそうでもなく、言葉に詰まった挙句に出てくる言葉が普通過ぎてガッカリという事が多々ある。同年代の霜柳レベルの野手版解説を求めるのは酷か。これからに期待。
金無裸
全国ネットで関西弁の人。
喋りは流石というか面白いし聞いてて飽きない。ただ、肝心の解説はというと纏めると大した事は言ってなかったり、言っていることが結果として外れる事多し。野球の解説として聞くというより、野球をネタにした漫談として聞くのが丁度良いのかもしれない。もっと言うと副音声で話してもらうのが、きっと正しい。
中多
マイクじゃない方。
「・・・と思うんですよねぇ」が多い。投手の技術/精神面での解説時には生き生きとしているが、野手の話になると露骨に分からない感を出す。投手出身なので仕方ない。そういう意味で野手出身者とセットだと安心だが、ピンだとちょっとキツい感じ。
眉見
前々監督。
これまた普通の解説をするお方。選手起用、試合の流れ、試合展開に関する彼の話はとてもつまらない。ただ、選手個々の、特に自身が監督時代に教え子だった打者に関する長所短所については意外に納得の解説をすることもある。監督じゃなくて打撃コーチだったらとの思いが強くなるばかりで哀しい。今や「お前が言うな」も話題豊の台頭であまり言われなくなった。
話題豊
前監督。
話している内容は概ねそれらしく、聞き手を選ばない教科書通りの解説。しかしそれらは野球ファンなら誰もが耳にした事のある内容ばかりであり、ひたすら無難ではっきり言ってつまらない。そして悲しいかな去年まで本当に現場だったのかというくらい何故か他人行儀。極力表に出てこられない方が合っているのだと思う。タイガース一筋で頑張ってこられて、これからは裏方として支えて戴けたら。
広佐和
いつからか鼻につく理論めいた解説をするようになった。時として解りやすい解説もあるが、解説というより公共の電波を使って自分の考えを広めたいだけに映ることも多々あり。サン◯レビ若手実況が相手だと特に調子に乗る傾向にあり、自己陶酔に陥って色々と危険。視聴者を予備校の講義を受けに来た受講生か何かと勘違いしてないか。阪神よりも巨人とかヤクルトのOBとして活動して欲しいところ。唯一、個人的に抱き続けてきたバント否定論を唱えてくれている点だけは評価したい。
子山
300勝投手。
低め低めが口癖。投手が高めのボールを打たれるとそれ見たことかと水を得た魚のよ うになる。話を振る実況も実況だが、解説そっちのけで(大)昔話に花を咲かせることもしばしば。サン◯レビの名誉解説というか顧問のようなおじいちゃんポ ジショ ンなので、もう今のままで結構。ただ、実況の振りについていけずに無言になったり、そろそろピンだとツラい。正直。
垢星
「正直」を試合中200回は使用する。最早どっちが正直かわからなくなってくる。「彼の本来の力 からすると」も口癖。相席の解説者が言った事を「今、◯◯さんが仰った通りなんですが」と引用することも多く、とことん右に倣え。特に読◯テレビで皮藤と コンビを組むとそれはそれは地獄絵図で、根性論まで繰り返す始末でずっと喋っている事も。彼が解説をしている時のタイガースの極端な勝率の悪さも相まっ て、余計に口うるさく感じられてしまうのは少し可哀想ではある。将来的には10年後くらいに守備走塁コーチで復帰して欲しい。
亀矢魔
元祖ヘッスラ。
誰かとセットでどちらというとオマケとしてM◯Sに登場する。失礼ながら、解説レベルは可もなく不可もなく。「何かこう、工夫が欲しいですよねぇ」といったあやふやな注文も多い。個々の選手に対して厳しい注文もするのだが、お腹が出ている≒自分に甘いの通説に漏れないこの方の言葉に重みが一切感じられないのが哀しいところ。
皮籐
皮藤といえばこの人。
解説としては評価に値しない。ひたすら根性論を延々と喋るのみ。根性論のおつまみ程度に技術的な事をボソッと呟いたりもするが深く掘り下げられる事は決して無い。根性話が長々と続いてあれ?今何の話だったっけ?となる事多々あり。実況が可哀想。人物としてはマスコット的で、個人的にも好きなOBの方なので応援団長として盛り上げて頂くのは大いに歓迎。シーズン100敗を2年連続でするくらい超暗黒になった暁には監督に推したい。
絵本
ベンチがアホやからで辞めた人。
論外。批判的な口調が一部に受けている面があるものの、芯が通ってないのでその場限りで言葉に説得力も重みも無い典型。批判的な意見を述べる時、先述の丘田、絵夏が愛情が感じられ、他尾が根拠がありきであるのに対し、この方からはどちらも全く感じられない。当たればそれ見たことか、当たらなければ知りませんが基本的スタンスで、その場限りの感情で話しっぱなしの為か。絡みが無いであろう不調の外国人に対しては特にドギツい事を言って受けを狙う傾向あり。解説レベル云々の前に人間的な小ささを何とかして欲しい。